イメージセンサーモジュール(動体検知機能搭載)
アイデア株式会社 と 株式会社シアル は小型で安価な組み込み用モーションセンサーモジュールを開発しました。
従来から広く用いられている焦電型の赤外線センサに比べて 次のような長所 があります。
- センサーの解像度を16×16 ~ 64×64 の範囲で調整できます。
- 毎秒100枚の画像を処理することで焦電型センサーより早い動きに対応できます。
- イメージで検出するために1秒以下の遅い動きも検出できます。
- 物体が動く方向を検出できます。
- 可視光から近赤外まで広い範囲の波長を検出できます。
詳しくは 以下をご参照ください。
小型ローコスト物体検知センサー
概要
●簡単:電源とIOを繋ぐだけで簡単にマイコンやFPGAやCPUと接続する事が出来ます。
●早い:シリアル(UART)通信を用いているので特殊な知識が必要無く、直ぐに使用出来ます。
●安い:定価 5,980円
画像を表示させるだけで満足ですか?
画像処理を行って何かアクションを起こさせる装置を作りたくありませんか!?
当社センサー(以下SIVIC-1100)はワンチップマイコンで動作させたいホビーユーザーから、
検知機能を活用したい企業ユーザーまで幅広いユーザーを対象にしております。
物体検知機能を搭載しており、物体検知センサーとして用いることが出来ます。
イメージセンサーのみとしてお使い頂くことも出来ます。
物体検知センサー機能
特徴
● 検知物体の移動方向を検出可能
● 誤検知対策機能(検知範囲の設定、検知物体サイズの設定)を搭載
● 低画質のため、プライバシーに配慮した活用が可能
SIVIC-1100の各種設定はシリアル接続(UART通信)で通信を行うため、誰でも簡単に使用出来ます。
登録した背景画像との変化から物体を検知する物体検知機能を搭載しております。
検知精度は使用する環境によって変化します。
お客様のアプリケーションで求める検知機能・検知精度を保証するものではありません。
検知機能はお客様の要望に合わせてカスタマイズを行うことも可能です。
画像処理を用いた検知機能に関して、当社では画像処理アルゴリズム、画像処理システム、画像処理LSI、電子回路設計の受託開発により培った豊富な実績が御座います。
イメージセンサー機能
特徴
●ホストとなるマイコン、FPGA、CPUの規模に応じて画素数を64x64~16x16まで変更可能
●イメージデータは非圧縮で出力しますので、特殊な知識は不要
●シリアル(UART)通信を用いているので、データの送受信が非常に簡単
本製品は物体検知センサーですが、イメージセンサーのみとしてお使い頂くことも出来ます。
組込み機器によりお客様自身で画像処理を行うことも想定しております。
イメージセンサーは8bitグレースケールの画素数64x64~16x16と敢えて小さくすることで、ローエンドなマイコンや、少容量のRAMでも、画像処理が行えるようにしております。
今までのイメージセンサーとの比較
今までのイメージセンサーだと・・・・
●JPEG出力だと、デコードしなければならない
●独自のプロトコルを理解するのが大変
●画像サイズが大きく外付けメモリが必要
●外付けメモリのアクセスプログラムが必要
●センサーの転送CLKが速く、速い動作周波数が必要
●外部メモリを搭載した、ハイエンドなホストボードでなければ接続出来ない
SIVIC-1100であれば
●非圧縮出力なので、デコードの必要が無い
●シリアル通信(UART)なので、理解が容易
●画像サイズが小さく内蔵メモリでも対応可能
●シリアル通信が出来れば、動作周波数は低くても大丈夫
●ローエンドなマイコンとも接続可能
今までのイメージセンサーではローコストなPICやマイコンに接続出来ませんでした。
しかし、SIVIC-1100であれば、ローコストなPICやマイコンへも接続出来ます。
使用出来るまでの流れ
ホストボードと接続して使用する場合に、SIVIC-1100を使用出来るようになるまでの流れを、今までのイメージセンサーと比較してみます。
今までのイメージセンサーだと・・・・ こんなに大変!!
( )内の時間はおおよその作業時間:設計初心者を想定
工数が多いということは、それだけERRORの発生要因が多くなります。
イメージセンサーを使用するためには、スペックの高いホストボードが必要となります(ホストボードの価格は約1万円以上)。
SIVIC-1100であれば、こんなに簡単で早い!!
( )内の時間はおおよその作業時間:設計初心者を想定
SIVIC-1100とはシリアル(UART)通信を用いるので簡単にアクセスすることが出来ます。
ロースペックなホストボードで使用出来ます(ホストボードの価格は約2000円)
SIVIC-1100であれば、簡単に早く使用可能な状態になります。
技術者の1日の作業コスト(費用)は幾らですか・・・
作業コスト(費用)を考慮すると、SIVIC-1100はとても安く感じられるはずです。
物体検知センサー使用例
PCと接続する場合
●USB-シリアル変換モジュールを用いてPCと接続出来ます。
●USB-シリアル変換モジュールのUART端子(TX、RX)と電源(3.3V)及びGNDを接続します。
●PCから物体検知センサーの各種設定を行うことが出来ます。
●SIVIC-1100の物体検知の様子やセンサー画像をPCにて確認することが出来ます。
●PCにて物体検知センサーのイメージ画像表示・各種設定が行えるサンプルソフトは当社から提供致します。
ホストボード(マイコンor FPGA or CPU)ボードと接続する場合
●ホストボードのUART端子(TX、RX)と電源(3.3V)及びGNDを接続します。
●ホストボードから物体検知センサーの動作制御を行います。
●ホストボードにモーター、LCD、スピーカー、赤外線出力等を取付けることで、 物体を検知したら、モーターを動かす、LCDに表示する、スピーカーから音を出す。
●赤外線を出力して赤外線リモコンとして動作させるといった応用が考えられます。
アプリケーション例
ジェスチャーコントロール
SIVIC-1100は検知物体の位置が分かることを利用し、ジェスチャーによって機器を制御することが可能です。
SIVIC-1100、ホストボード、スピーカを用いて、人が手を上げたら音楽を鳴らす。
人が手を下げたら音楽を止めるといった、ジェスチャーコントロールを行うことが可能です。
音楽を鳴らすだけではなく、ジェスチャーコントロールによって、モーターを動かす、LCDの表示を変える等の応用も考えられます。
※ホストボードを用いてスピーカーから音楽を鳴らすようにするといった制御は、お客様御自身での製作が必要です。
防犯効果
招き猫の置物にSIVIC-1100、ホストボード、スピーカを入れておきます。
物体を検知すると、スピーカを通して招き猫が喋る様にします。
SIVIC-1100は検知物体の移動方向が分かるので、移動方向に応じて「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」を使い分けることが出来ます。
※ホストボードを用いてスピーカーから声を出すようにするといった制御は、お客様御自身での製作が必要です。
デジタルサイネージ(=電子看板)のON・OFFや応用に活用出来ます。
物体を検知していない時はOFFにします。
物体を検知した時にONにします。
SIVIC-1100は検知物体の位置が分かるので検知物体の位置に応じて、表示を変化させるといった活用が可能です。
※デジタルサイネージのON・OFFといった制御はお客様御自身での製作が必要です。
節電効果
人が居るかどうかでON・OFFを行います。
効果的プロモーション
人の立ち位置によって表示を変化させます。
想定されるその他のアプリケーション
警報装置、侵入物検知、防犯カメラシステム、セキュリティシステム、照明器具、AV機器、白物家電、エレベータ内監視装置、画像システム、産業用制御機器、デジタルサイネージ、ラジコンカー、 ロボット、玩具、ゲーム機、スマートフォン用アプリケーション ・・・等
民生用途~産業用途まで、お客様のアイデアによって様々なシチュエーションでの使用が考えられます。
資料
●物体検知センサーのご紹介pf1130.pdf
●物体検知センサー技術資料manu1130.pdf
●検知無しの動画sivic1100_view.wmv
●検知有りの動画(範囲指定無し)sivic1100_detect1.wmv
●検知有りの動画(範囲指定有り)sivic1100_detect2.wmv